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ダイヤモンドの中心は、君

ディストラクションベイビーズ、ちょうど休める日だったので初日に見てきました。初っ端から心臓を硬い箒でざわざわなぞられるみたいな気持ちが悪い音楽が流れてきてザゼンかよ〜って思いながら最後のクレジット見たらやっぱり向井でわらいました。笑
舞台挨拶付き鑑賞だったのだけど、柳楽がオシャレな映画って言ってたのが気にかかった。オシャレ≒ファッションと捉えたのは暴力そのものなのか、映画の中で繰り広げられる光景を虚構と捉えたからこその感覚か。
痛みってオシャレなんだろうなあ。狂い咲く、感じ。最近知ったんだけど、笑う、って、咲う、とも書く。ずっと浮かべてた、狂い咲きの笑顔。口角だけの。ファッションが元来は思想の発露、表現方法だった筈だけど、いつの間にかそこは通り越して「個性」の一言で片付けられるただの形になったように、突き抜けるほどの暴力はもうひとつのファッションでしかないのかも。でも実際あんなに痛そうなものをね。笑 オシャレはないよね。笑
とかいろいろ言うけど総合的な感想としてはこまつななえろいわ〜〜〜っていうのとたくみちゃん超絶やなやつ〜〜〜♡以外とくにありません・ω・
わたしは、エンタテイメントが好きだけれど、私が好きなエンタテイメントには矜持が必要なのである。攻撃は最大の防御というけれどそれは本当にそうで、暴力というものは結局、ふるう側の矜持を守るために存在しているのだと思う。
ジャニーズの舞台を浴びるほど観てた頃、ストーリーは破綻しているし変更だったり時間のなさだったり怒る部分はたくさんあったけれど、それでもジャニーの狂おしいほどの意地と守るべき帝国の姿がそこにあったと思う。これは比較ではなく己の中の参考、参照として、ね。
投げつけたものが有った、と監督が言っていて、わたしはそれを受け取れなかったのでよくよくよくよく考えてみたのだけど、この映画をみた殆どの人が感じる感情ってなんだ、となった時に、まあ「恐怖」だなって思って。
遠巻きに見てSNSで投稿してなんだか参加している気分になってるやつら、に泥投げつけたかったのかな、とか思ったりして。
まあそんなことも、考えましたけど、たくみちゃんのあのはっきりと人を見下した表情と、半裸は非常に貴重であるため、こういうふうに人を見る、っていうのと、腰細いな、っていうのが、これはたくみちゃんを見てきてあらたに得た気付きである、と思って、まだまだ知ることはある、と思った。
知りたいことは特にない、けど、知ることはきっとたくさんある、ということは、おそらくとても幸せなことである。
たくみくんのふぁんとしては、そんな感じ。