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ダイヤモンドの中心は、君

目の前に流れ星が落ちてきた話

夜空をなんとなく、目的があるわけでも、何かを探すわけでもなく見上げている時、前触れなくスーッと星が流れて目を奪われること、経験したことがありますか?

今日は膨大に広がる黒い空に浮かぶ星たちをぼんやりと見ていたつもりがたったひとつの星に心が捕らわれてしまった話をします。

出会いはとても唐突でした。7年ほど前DISH//のオタクで今は他界隈をゆるっと漂っていた私がひょんなことからえびポンとスタメンKiDSに興味を持ち、EBiDANには今どんな子がいるのだろうと軽い気持ちでどんどんと検索していた時に事件(というか、むしろ事故)は起こります。バトルボーイズという研究生グループがあるらしい。ふむ。選抜があるらしい。ふむ。どんな子がいるんだろう。BATTLE BOYS…と。こんな子たちがいるんだなあ…。その中で、ぽっかり出てきたのが「宮本龍之介」の文字と数枚の画像。でした。

私の時間はそこから動き始めたんだと思います。かつて、恋に落ちる瞬間を「びびっとくる」と表現していた時代があったけれど、まさしくそんな感じ。止まっていた時計に新しい電池をかちっとはめて、電流が流れ出した感覚。

画像を見た瞬間、「この世にこれほど美しい人間がいたのか」と思いました。衝撃というより、今まで全く知らなかった感覚でした。混乱でもなく、驚きでもなく、表現できない感情。こういう気持ちってもっと心が大きく振動するものだと思っていたんだけど、とても静かに驚いたんですよね。きれいな子だなあ…と。そこからもう、龍之介くんは規格外、でした。

なにかにハマる瞬間のことをよく「転がり落ちる」と言います。私の好きになり方は今までずっとそうでした。現場でたまたま見て好きかも?と思って、坂道にボールを転がすようにごろごろと好きが加速していきああ推しなんだなあと気づいて、いずれ終着点に辿り着く感じ。

でも、龍之介くんに(画面越しに)出会った瞬間は全く違っていて、なんて美しい人なんだろう、と思った瞬間にはもう夢中でした。

うまくいえないんだけど、息を吐いて、次に吸うじゃないですか、吐いたときと、吸ったときでもうまるっきり違う人になっちゃったんですよ、私が。一瞬前の自分が思い出せないくらいに、気付いたら全身から龍之介くんの虜でした。そのくらい、彼のビジュアルは凄まじく洗練されていて、説得力があった。有無を言わさない、完璧な美がそこにあった。そのくらい、龍之介くんという人を知ったことは、私にとって衝撃的な出会いでした。

そこから、怒涛のように過去の映像や写真、ブログを漁る中で龍之介くんがどれほど豊かな表現力の持ち主で、真っ直ぐで、がんばりやさんで、個性的で、変な人で、朗らかで、柔らかくて、愛されていて、人当たりがよくて、でもどこか孤独にも見えて…ここには挙げきれないくらいたくさんの魅力を持った素晴らしい人なのかを知っていきました。映像を見るたびに、入所したてでまだあどけない龍之介くんのマシュマロみたいな笑顔や、成長して声が少し低くなった龍之介くんの鋭利なスマートさは、どれも新鮮にかわいくてかっこよくて、どんな姿も理想がぎゅぎゅっと濃縮されたようでした。

龍之介くんは現在15歳で中学3年生のちょうど受験生で、今の時期はほとんどイベントなどのお仕事をすることが(多分)できません。(東京選抜は出るのに東京選抜内で1番人気であるはずの龍之介くんが出ないライブがいくつかあるのできっとそうなのですが公式に発表されているわけではないので多分、です)

どんどん好きな気持ちは膨らんでいくのに、先の予定が決まらないことに不安や戸惑いが止まらなくて落ち込むこともありました。私は1度も生で龍之介くんを見ることが叶わないんじゃないか、と最悪の想像をしてめそめそ泣いてしまう夜もありました。だから、そんな中でお正月のHMVトークイベントに龍之介くんも出ることが発表されたときは嬉しくて帰宅中の電車内で飛び上がりそうでした。

何度も話すことを考えて、友達に朝早くから並ぶための防寒対策を聞いたりイベント詳細ページを読み込んだりしているうちにイベントの日はあっという間に訪れました。当日は皿のオタク時代に培ったノウハウで万全に臨んだつもりでしたがそれでも優先は取れず特典券も1会計分しか買えず(1会計10セットは少なすぎる…)、加えて前日は緊張しすぎて一睡もできなかった上に向かう途中に持っていたショッパーの持ち手が切れ使えなくなるわ無銭エリアで見るために会計後もずっと並び続け4時間以上立ちっぱなしだわで始まる前はそこそこ死ぬかと思いました。

それでもなんとか人の頭の間からステージが見える位置でランダムブロマイドを交換のために整理していたら現れたバトボ東京選抜。

龍之介くんの姿が見えた瞬間、大きな光のかたまりが目に飛び込んできたかと思いました。

「(え………………白……………肌が白いとかいうレベルじゃない、自然発光してる…………………。)」

これは本当に、生で龍之介くんを見たことがある人には納得してもらえると思うんですが、彼、誇張じゃなく本当に体の中から発光してるんです…!!!!画像や映像じゃ伝わらないのが本当に残念なんだけど!!!!!光ってるの!!!!ギラギラでもなく、キラキラでもなく、ほわ~~~って静かに光ってるの。当たり前だけど人間にそんな機能そなわってるわけないからなんなんだろう?????ぜったい人間じゃないと思うんだけど…神?天使?????よくわからないけど、とにかく人外!!!!!!

わかります、読んでも絶対に伝わらないって。アイドルに対して「キラキラしてる」「発光してる」はよく言いますもんね。今まで数多くのアイドルや俳優を生で見てきたのでその感覚わかります。確かにアイドルはキラキラしている。でも、龍之介くんはそうじゃないんですよ。キラキラしてるとか、華とか、そういうのももちろんあるんですけど、もっとこう、静かに光を放ってるんです。私が彼を見て最初に思い浮かべたのは真っ白な雪でした。しんしんと冷たくて、降り積もった、汚れてない雪の結晶。それがやわらかく光ってるんですよ。そんな、そんな雪の精が人の形をして目の前に立ってるんですよ。もう、目頭があっというまに熱くなって、ただただ奇跡を目の当たりにして気付いたら「ハァ…」って言いながら拝んでました。アイドル見て本気で拝んだの生まれてはじめてだわ…。

そこからのトークイベントは15分くらいだったでしょうか?そんな短時間でも、龍之介くんはたくさんの魅力を振りまいていきました。まず入ってきてすぐに、お客さんを見渡して見えにくい位置にも体を折り畳んで手を振るところから始まり、トークテーマへの答えを書いたスケッチブックを持ちながらマイクを持って話すのが大変そうなメンバーのスケッチブックを後ろからスッ…と自然と持ち上げてあげたり、そのスケッチブックで最後にその子の顔を隠して笑いに変えたり、自分が回答するときはブログのキャラと同じようにキュートかつ変な回答で笑わせてくれたり、最後に去るときは長めに満遍なくいろんなところに手を振りかわいい顔でピースしたり…………あれだけ顔がきれいだったらただ立ってるだけでもう十分なのに15分でできる最大値のパフォーマンスをしてくださる………………幸せがキャリーオーバーだよ…………………。

私の位置からは龍之介くんの手しか見えない時間も多々あったのですが、龍之介くんは手だけでも白鳥のように綺麗でした。手も光ってた…。

この日のトークはどれも素敵でしたが、印象に残ってるのが「今年の目標は?」という質問で、それに対する龍之介くんの答えは「仲間とファンを大切に」でした。

龍之介くんは年末に更新したブログで「応援してくれる人に恩返しをすると言いつつ、自分が救われていた」と書いていました。もうそれだけで、十分なんです。そう言ってくれるだけで、ファンは最高に大切にされている。だってファンって、客って、支えられたらいいなという仄かな期待を抱きつつ、自分勝手にしかなれない生き物だから。自分が好きで、キャラクターや人形ではない生きていて血が通っている人の人生をお金で買ったりコンテンツとして消費している。その大義名分や言い訳として支えてるって「思い込みたい」んです。いやそうじゃない実際に私は彼のために頑張っている!支えられるように努力している!!!という人もいるだろうのでこれはあくまで私の話ですが、それでもわたしはオタクなんて罪深いものだという考えが根底にあります。だから、「支えられている」と言ってくれること自体がもう最高のご褒美なんですよ。

目標というのは、それに向けて努力するために掲げられるものです。こんなにファンを大切にしてくれている龍之介くんが、もっと、と思ってくれてることがもう最高に、最大のことだと思った。その言葉が龍之介くんという人の素晴らしさを物語っていた。それに仲間、という言葉を使ってくれたことで、今年も龍之介くんは所属している周りを大切にしようと心を割く人であることがわかった。こんなにも「知れば知るほど好きになる」を実践してくれるなんて思いませんでした。とてもかんどうした!!!!!!!!(限界を超えて頭が悪くなった)

その後の特典会はもう、あまりにも目の前の人が美の暴力すぎて気絶しそうでした……………。あんまり記憶にない……………。

個別握手、バトボ全国選抜の特典会は見たことも参加したこともあったのでバトボ自体が営業ゴリゴリかと思ってたんですが、龍之介くんはスッと相手(私)の目を見て、何でも許してくれそうなゆったりさで話を聞いてくれました。はじめましてを言ったら他の子みたいに「えっはじめてー?!」みたいな反応ではなく「はぁい」ってふわっとした反応をされたので「(あれ?あんまり話してくれないタイプかな?)」と思ったんだけど、1つ質問をしたら急に顔がぱ!と開いて「えっとね〇〇とか△△とか…他にはtgふぁjyとえ(早口すぎて聞き取れなかった)」ってすごい勢いで話し始めたからめちゃびっくりしちゃった…(笑)。聞き取れないまま剥がされちゃったので「えっ、じゃあ△△で!」と言ったら虚を突かれたように「あ!△△、そっか△△…」て言いながら手を振ってくれたのでかわいかった…。時間フル尺で使って全力で答えてくれるところがすごいなあ、と思いました。

ツーショは一番かわいい顔で!って言ったら「かわいい、!かわいい…かわいい」って自己暗示みたいにずっと呟きながらポーズしてて鬼かわいかったし、次に絶対しらないポーズ指定したら「おっ!」って知ってそうな反応してきたのもかわいかった…。

終わったあと渋谷に出たら苦手だった渋谷の街が明るく見えました。2020年が始まりました。

2019年の終わり際に知った、出会ったことのなかった感覚や新しい感情は確かにわたしが龍之介くんという人と出会って得たかけがえのないもので、そこから繋がって2020年に足を踏み入れて改めて本当に龍之介くんを好きになったんだなあという実感が湧いてきました。実際に生で見て輝きに目をやられ言葉をかわすまで、不安や戸惑いが渦巻く感情の大半を占めていたけれど、同じ空間に居合わせることができてきちんとそういう恐怖心を2019年に置いてこれたなあと思います。

龍之介くん、好きにならせてくれてありがとう。龍之介くんを知ることができたわたしはとっても幸せ者だって今こころから思います。年末のブログで龍之介くんは自信をなくすこともあったと零していたけれど、わたしは龍之介くんがこれから歩く道はとても高いところに繋がっているという自信しかないです。それは多数の人の見る目を信用しないといけないんだけどそれよりもっと確信的な気持ちで…わたしは龍之介くんによって救われた人のひとりだけど、それがもっともっと何千人何万人って増えていくってそんな予感でいっぱいなんです。

龍之介くんが今まなざす先なんてわからない。わたしは龍之介くんじゃないから。でも、龍之介くんを目に映した時、そこが絶対に明るいことは龍之介くんじゃないわたしだからわかることだと思う。高校に入ったら学校生活のほうが楽しくなっちゃって芸能活動のことなんて忘れちゃうかもしれなくて、そうなったらそのときはそのときで龍之介くんの幸せを願って全力で送り出してあげたいし、歌って踊る以外に活躍できる場所だってあると思うから何を選んだって良いと思う。龍之介くんの選択は常に自由で、あらゆる束縛から解き放たれたものであってほしい。

それでも、スターとして上り詰めていってほしいと願ってその活動をその時々で楽しんでいくことが、「大切に」という目標を話してくれた龍之介くんへファンとしてのわたしが恩返しできるたったひとつのことなのだと思う。

龍之介くんは真っ暗な空からわたしの目の前に落ちてきた流れ星です。流れ星に3回願いを言うと叶うという迷信を思います。

龍之介くんが世界で1番しあわせでありますように。
龍之介くんが世界で1番しあわせでありますように。
龍之介くんが世界で1番しあわせでありますように。










本当は龍之介くんの魅力を紹介するエントリーを書こうと思っていたんですが自分の話に終始してしまったのでそれはまた次の機会に。