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ダイヤモンドの中心は、君

5/22

朝、シャワーを浴びていてなんとなくPUFFYを口ずさんでいたんだけど「理由もないのに輝く それだけが愛のしるし」ってあまりにも名フレーズでハッとした。りゅうのすけくんは出会ったときからわけもないのに輝いている。

出会ったときはわけもないのに輝いていてまちがいなく愛だなと思うのに、気づくといつも理由にがんじがらめになっていくのはなぜなんだろう。わたしはまだりゅうのすけくんのことを何も知らなくて、わけもないのに輝いているそれだけが愛のしるしだと信じているけれど、今まではいつも知らない人を知っていくたびに「その人らしさ」だとか「その人イズム」を見つけて最終的にわたしが勝手に掘り出したその人らしさをその人が失った(と感じた)とき心が離れていった。

りゅうのすけくんのことなんて何も知りたくないな。

起きたときからなんかわたし今日めっちゃ元気だけど何でだろう天気も悪いのにって思ってて、金曜日だからだなって気付いた。簡単すぎる。

Twitterに慣れすぎて、同僚と仕事の話をしてるときに「今日は晩ごはんにチャプチェを作るのが楽しみだから早く仕事おわらせたいんだよね」と言い「よかったね」と言われた。思ったことが口からそのまま出すぎていて自分でびっくりした。

毎日、往復3時間かけて会社に通ってたとき、わたしはとにかく食器を洗うことが苦手で自炊を全くしなかった。自炊、というか作り置きをすると全部食べてしまうからというのも自炊をしなかった理由のひとつなのだけど、まあそういった理由で自炊はしなかったしできなかった。

在宅勤務に変わってからは、毎日お昼にパンケーキを焼いて、夜は野菜ときのこと豆腐が入った鍋を作っている。お昼ごはんを食べ終わったあと、ボウルと泡立て器とおたまとフライパン返しとフライパンとフライパンの蓋とお皿とフォークを洗いながら、「食器を洗う豊かさ」について考えた。

在宅勤務期間は今週で終わる予定だったけど1週間延びた。多分それで本当に終わるだろう。豊かさはどう変わるか。金曜日の豊かさはきっと変わらないな。いつでも。