position.1

ダイヤモンドの中心は、君

冷たいバターをかじる

「罪悪感なく食べられる」という言葉が嫌いだ。それがなんであれ、食べることに罪悪感なんて持つなよという気持ちになる。お肉じゃなくて豆腐だから罪悪感なく食べられる!とか、揚げてないから、だとか砂糖不使用だとかうるさいうるさい。

そんなわたしが、ひとついつもやってしまったあと後悔することがある。それは、冷たいバターをかじること。よつ葉の発酵バターなんて、あれはひどい。食べてくださいといわんばかりに、開けてめくって掬うとアイスクリームのようないでたちで思わずぱくりと口に入れてしまう。フライパンに投入するつもりだったのに!

通常であればお菓子に練り込んだりパンに塗ったりするために使うバターを「食べる」ことは、最近は割と受け入れられている。それでも、あのやってしまったあとの絶望的な後悔はなんなんだろう。パンに塗っても摂取カロリーは同じだろう。さっき食べちゃったからなあとひとしきり反省し、キューピーライトだけをパンに塗る。キューピーライトはすごいな、たっぷり塗っても罪悪感ないもんな。 あ。

Francfrancで買ったお気に入りのワイングラスを割ってしまい、なんだか良さそうだと思い無印良品でワイングラスを注文した。きのう届いたのでいそいそと箱から出すと、Francfrancの物より圧倒的に繊細で薄くできており「使う前に割る気しかしない」と汗が噴き出した。おそるおそる洗う。今後、ワインを飲みほろ酔いの状態でこのおそるおそるを継続できる気がしないよ…………。Francfrancのワイングラスはほんとうに厚みがちょうどよかったのだな、口当たりよい薄さでありながら、強度もそれなり。悲しくなったため、口当たりより割れなさなんだ、と唱えニトリでワイングラスセットを注文した。商品代金363円に対して送料500円である。気分よく酔っ払ってるときに「パリン」と割って気持ちがどん底になるくらいなら500円くらい払おうとも。

お昼にアボカドを食べた。先日、よしアボカドだアボカドを食べるぞと気合を入れてアボカドメインの献立をたくさん考え活用したときのアボカドはどれもこれも失敗アボカドだったのだが、お昼にスプーンで掬って食べるだけのために買ったアボカドがめちゃめちゃ正解のアボカドで、「…………。」という気持ちになった。こういう“病院に行った時に限って症状が出ない”みたいなことある。これは凡例がたくさんありそう。

昨日はゴーヤを回鍋肉にして食べた。生木耳とししとう、ピーマン、青唐辛子と旬の野菜をふんだんに入れてある。ゴーヤだしオリオンビールだなとキンキンのオリオンビールを飲んだが、あとで沖縄料理というよりは中華料理だったのではあるまいか、紹興酒にしたらよかったのではと思った。オリオンビールは何に合わせてもおいしい。

f:id:lily7:20200727193201j:plain

雨雲レーダーを見ながら洗濯物を干したり取り込んだりを繰り返しながら仕事をしている。そうするとたいてい雨は降らないし、安心して干している時に限って気付いたら雨が降っている。どうしてこんなにいろんなことがままならないんだろうか。