position.1

ダイヤモンドの中心は、君

食べ物を中心に生活している

昨晩、同僚に会社を辞めて引っ越すことを電話で打ち明けた。えー困る、外注って形で関わってくれないの、なんだよーと何度も言われたが、同じくらいよかったねえと言ってくれてジーンとした。まあ残り少しだし、お互いの体調と相談しながら呑みにいこうよね、と言うと、そうだね、9月くらいかな、と言われたのでそれまでに行きたいお店が閉店しませんようにと思いながら電話を切った。未来のことが本当に見通せない時代になった。

今日はスーパーの開店時間からちょっと過ぎた頃(いちばん空いている)買い物に行き、夜に食べる刺身を買った。桃のパスタと一緒に食べる予定で帰宅したらワインも冷やす。お昼は冷凍していたかぼちゃを温めほくほくのサラダにし、スライスチーズと一緒に挟んでホットサンド。デザートに2つあった桃のうち1つを食べていると同僚から「今日、行く?」と連絡が入った。

9月と言っていただろ!!!!!!!!

と思っていたけれど、なにぶん未来の見通しなどわからない時代だから、行けなくはないし、行く、と返した。

返したあと、刺身は明日たべられないよなあ…………桃も、だいぶ熟しているので明日はちょっと厳しそうだ…………となり、結局どちらもすぐ食べた。刺身を青じそドレッシングで食べながら「こういうふうに食べたかったわけじゃないのに」という気持ちでしょんぼりとした。食べ物を中心に生活しているので、食べるものの予定が狂うと何もかもが崩れた気持ちになってしまう。休前日しかワインは飲まないから、金土でワインに合う献立にしていたのに土曜の分は来週だなとか、そしてまた予定を構築してしまうのでそれが崩れたら落ち込むんだろうな。

早めの時間に待ち合わせ、たこ焼きやからあげやメンチカツを食べ、ビールを飲み、21時には解散した。外で飲むのは本当に半年ぶりくらいだったので、ビールの冷たさが染みた。きっと日本の、そして世界の、どこでだってビールはおいしい。それでも、誰と飲むかが大事なお酒を飲んでいておいしいと思って言える人がそばにいるというのは幸せなことだ。

新しい場所でも、そういう相手を見つけていけたらいいな。