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ダイヤモンドの中心は、君

最初の難関を超えると人は油断する

わたしの氏名は、珍しい名字とありふれた名前で成り立っている。

名字サイトで調べたところ、わたしと同じ名字の人は全国でおよそ170人しかいないらしい。飲食店の予約などで名前を聞かれて名乗ると99%の確率で聞き返されるため、いつも面倒で適当な名前を言っている。初見で正しく読めた人に出会ったことがほとんどない。ただ、地名なので、1人だけその土地出身の人が「〇〇さんっていうんですね~」と言ってくれて感動したことがある。そのくらいだ。

反面、名前がめちゃめちゃにありふれている。新生児の名前ランキングとか、数年の間は常連だった。今でも多分、人気がある名前だ。しかし、ここにトラップがある。

読み方がひとくせあるのだ。例えば、Hey!Say!JUMPの高木は「たか“き”」だし、米津玄師は「よねづ“け”んし」であるような、そういった類の読み方をする。そのまま読むと、違うのだ。これが、たいへんに面倒で日々ストレスにでくわす。銀行のキャッシュカードを作ったとき、きちんとふりがなを書いているのに間違った読み方で登録されてしまい変更が面倒だったときもあった。名字を乗り越えたから、名前は油断してしまうのだろう。

最近、宅配を受け取る時に在宅時置き配ができるようになった。この置き配、配達員によっては名前を確認してくる。「〇〇(名字)です」と名乗ると、「△△(名前の間違った読み方)さんでよろしいですか」と言われ「□□(名前の正しい読み方)です……」と訂正する流れを100万回やった。そういうときに、相手が「失礼いたしました」と言わないことにわたしはいつも腹を立てている。「名前を間違う」というのは非常に失礼な行為だと思っているからだ。そう思うと、氏名が漢字であり(名前の方はひらがなやカタカナの人も増えているけれど)読み方が様々あることってまったく合理的じゃないな。齋藤さんの字がありすぎるのもいい加減に統一してほしいし。そうなるとどの齋藤に合わせるかで戦争おきるのかな。わたしだったら氏名の読み方が様々あるのは面倒だから統一しますと言われたら全然ありがたく受け入れるのに。

今日もヤマトの人に名前を読み間違えられて嫌な思いをした。そもそも、女性のひとり暮らしなのだから、誰が聞いているかわからないのに氏名を名乗りたくない。クレーム送ろうかなと思ったけどもうこの家に住むのもあと少しだしな……(←最近はこういう諦めが多発している)

昨晩、仕込んでおいたオーバーナイトオーツにバニラアイスといちじくを乗せて食べようと思いアイスといちじくを買ってきたが、面倒になって全部ばらばらに食べた。おなかいっぱいすぎる……。巨デブ時代の感覚で食料を買い、多すぎたなあと思うことが最近は多い。少しずつ減らして今の自分の適量を知っていかなくては。

夜はずっと行きたかった居酒屋に行く予定がある。早い時間に飲み始めるから、食べすぎないようにしないと。次の日にもたれすぎると思い出にけちがつくからね。