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ダイヤモンドの中心は、君

気付いて、そしてわかりたい

笑っちゃうくらいお金がない!!!!!!!!!!

前回の引っ越しが10年前で、そのときは立ち退きだったから引越し費用とか前の家の大家さんが全て負担してくれたんだよね…………引っ越しってこんなにお金かかるのか、そうか…………。予想より遥かにお金かかっちゃうからヒーヒーいってる。これ前も書いたと思うけど、冷蔵庫っていちばん必要なのに家電でいちばん高い(上に、妥協するべきではない)の頭かかえちゃうな。引っ越す前になるべく東京グルメ堪能するぞと思ってたけど真剣に節約せねば。

今日は、時短勤務なのをいいことに朝から上野に行ってギャランのパフェを食べた。朝9時の時点でネオンをチカチカと点灯させた看板に、夏の虫のように吸い寄せられていく。階段を登った先は、あまりに昭和でクラクラした。目の前にいるオジサンの客はたばこを吹かしながら競馬新聞を読み、隣のオジサンは朝からアサヒスーパードライの缶を開け、少し離れたところではカップルがアイスコーヒーを飲みながら男の方が狭い椅子で足を組み下世話な話をしている。窓から店の下を眺めれば、タンクトップのご婦人(というきれいな言い方)が集めた空き缶を地面に置いてぼんやりと座っていた。朝の上野ははっきりと時が止まっており、蜃気楼かと思った。

少し待たされて出てきたフルーツパフェはりんごとバナナ以外は立派な缶詰フルーツで、これよこれこれと思いながら細長いスプーンをせわしなく動かした。

茶店ではいつももう少しゆっくりするけれど、たばこ臭いし、スマホの充電は切れそうだし、食べ終わったらすぐに店を出た。別にもう二度と来たくはないなと思いながら、知らない東京を体験したなあという気持ちで上野駅に向かった。

上京したばかりの頃、秋葉原で働いていた。精神的にヘトヘトで帰りにどこかに寄って楽しむ体力はほとんどなかったけれど、金曜日はたまに秋葉原から上野まで歩いて、上野の一蘭でこってりをチャージして家に帰ることがあった。あの頃はまだ、福岡での楽しかった記憶や福岡にいるたまに会える友人たちを支えに生きていて、少しでも思い出したくて積極的に一蘭とか一風堂に行っていた気がする。同時期に福岡から上京してきたバンドマンの知り合いは福岡が好きすぎて一蘭でバイトして、福岡が好きすぎて夢を諦め東京から福岡に帰った。

地元を愛しすぎている人は大変だなあとひとごとのように思っていた。わたしは地元があまり好きではないので。

自分が住む街としての東京がそんなに好きだったかはわからない。きっと、移住してしばらく経った頃にわかるんだろうと思う。離れてからわかることってたくさんある。地元を離れて気付いたことは1年くらい経った頃に少しずつ増えたけれど、じっとりと染みるように理解る、のはもう少し時間が経ってからだった。理解って、いきたい。

新居の近くにはわくわくするものがたくさんあるけれど、生活圏に図書館がないことがちょっと残念だなあ。