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ダイヤモンドの中心は、君

彩りへの執着心がすごかった

昨日はグッチ裕三のレシピで焼きラーメンを作った。チャーシュアレンジ4日目、ラストはラーメンだろうということでラーメンのレシピを探していたところ、最も簡単そうで最もおいしそうだったからこのレシピを選んだが、大正解すぎてフラフラになった。中華麺を茹でてだししょうゆと合えてにんにくの香りをつけた油で焼くだけでこんなにおいしいなんて、わたしもできあがったものを食べるまで半信半疑だった。裕三、ただの陽気な丸いおじさんだと思っていてごめん。

どどん。

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麺を炒めている時に、心の中のもうひとりのわたしが「これは麺を片側かりかりに焼いたほうが絶対においしい」と言ったので名案すぎると思ってやってみたら最高のこんがりができあがってしまいこれからも仲良くやろうぜ相棒となった。ひとりぐらしが長いのでわたしはよく料理をしながら「これナッツ入れたらおいしいと思う」「たしかに」などというやり取りをする。明らかにふたりで暮らしている。

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こんがりを見せつける。

冷蔵庫のキャパがすぐ限界になるので野菜はなるべくその日に買うようにしており、ねぎとかいわれ大根を買うつもりだったが雨が降っていたのでやめようかなと諦めかける。が、このままだと焼きラーメンがとほうもなく茶色いだけの食べものになってしまうと思い雨のなか八百屋に向かった。彩りへの執着心がすごかった。花も買おうかと思ったが雨なのでやめた。

翌日は仕事の後に予定があるため肉みそを作り置いておくことにしてそちらも作る。料理にしろ仕事にしろ、ここ最近は自宅内にスペースがなさすぎることがいちばんの悩みだ。都内の一人暮らしあるあるだが、キッチンがあまりに狭すぎる。あれもこれも、置く場所がない。これでものすごくいちいち時間がかかってしまってストレス…。次引っ越す時は絶対にキッチン重視で引っ越すと決めている。あとはクローゼット。

今日は週に1度のオフィス出社日。在宅勤務をしているのは直談判してどうにかしたわたしだけなのだが、みんなよくこの状況で発狂せずに毎日オフィスに通っているなあと感心する。立場だとか周囲の目だとか命に比べればどうでもいいと思ってしまう。

今日は240人を超えた。

2月上旬、Facebookでわたしが3歳の時に両親が離婚してから1度も会っていない父親がわたしを発見して会いたいと連絡してきた。わたしは、4月に実家に帰る予定があるので、その後にしたい、と連絡をして、その時はこんなことになるなんて思ってなかった。まだ会えていない。緊急事態宣言が出て、会う予定を7月にずらして、そしてまたこうなって、その予定もまたずれる。

会える時に会っておかないと、なんて、言っても仕方がないと思っていた。それでも会える時に会っておかないといけなかったんだ。本当に会えなくなることだって、ある。

会いたいかどうか、と聞かれたら、正直いちばん近い答えは「めんどくさい」だ。向こうはわたしの記憶があるだろうけれど、わたしにはないので、純粋に、あまりにも、他人。

でも、会ったほうが良いことくらいはわかるのだ。先延ばしにしていることにずっとむずむずしている。さっさとすませたい。こういうことは苦手だ。